言語の壁に挑む! Cambodia internship!!

カンボジアで教育ボランティアをする神戸大生が、「異文化理解」をテーマにした6週間の挑戦を記録していきます!

42日目 感動のパーティー

金曜日で本当に本当にラストの学校が終わった。授業は木曜までだったけど、金曜は音楽イベントをする日!

音楽イベントでは日本の音楽会みたいな本番を、保護者の人やスラム内の人に見てもらう会にしよう!ってなっていてこれまで色々なことを進めてきた。前々からハンドベルの曲を練習したり、歌を練習したり、やりたいことの企画をみんなでしたり、買い出しに 行ったり、、。

だけど、結論を言うと思ってたことは何もできなかった。この日、なんと6週間で初めて、運悪く朝から雨が降っていた。さすが雨女とか思いながら笑、雨が降るとスラムの状態はすごいことになるからほとんど見に来てくれる人を呼べなかった。ミスターレイとかも結局来れなくなり、いつもより子どもたちはたくさん集められたけど観客集めは断念。

……とかいう天気のせいではなく、

本当はみんなのせいで音楽イベントはなしになった!笑
悪い意味ではなく、みんながすごく素敵なパーティーを作ってくれた。

まずお菓子とかフルーツを買って教室に入ると、何人かもう来てて、机とかを準備し始めた。そこから演奏とか出し物が始まる予定だったけど、
Phearom先生が、私は今日で最後だってことを伝えると、みんなで思いをシェアする会にしよう!って言ってくれてみんながすごい色々とメッセージをシェアしてくれた。中には泣いてくれる子もいて、心のなかで本間に感動した。

今までいろんな事があったなぁ。初めは子どもたちと全然馴染めてる感がなくてどうなるかと思ったなぁ。前半は授業も全然聞いてくれないし子どもって分からないなぁってずっと思ってたなぁ。休暇があったときには授業から離れられると思って内心ほっとしてた時もあったなぁ。。笑

なのに今はこんなにも別れるのが辛くて、優秀で大切な生徒で、みんなとの時間がすーごい楽しくて、、私も泣きたいよ~~😭笑


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大好き。

その後に、みんなでゲームがしたい!ってことになって、フルーツを食べながらばくだんゲームとか、持っていってた二人羽織とかで遊んだ。最後にみんなで音楽を歌ったり踊ったりしゃべったり楽器で遊んだり、とにかく楽しんで素敵な一日を作ってくれた。今日は、みんながこうしよう!こうしよう!って良いものを作ろうとしてくれたのが一番嬉しかった。
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初めに掲げていた目標、「音楽で人を繋げるためにみんなで協力して、納得できる企画をつくる」っていうのは達成できなかったけど、私の中で自分の“納得”を越える感動の日になった気がする。

いつも最高の感動があるときは、本来の目的とはちょっと違う形になってる人生かもしれない。笑 吹部コンクールも大学もインターンも今回もそうだった。そして、ちょっとした悔しさが残るから将来に必ず繋がっていると思う。今回も、私がカンボジアでやってきたことは授業も音楽のこともちょっとずつやり残したことがある。悔しいけど、だからこそ絶対に、またカンボジアに来て、ACEに来て、何かしたいと思う。子どもたちに会いに帰ってきたい。


だけど実は、やりたかった音楽イベントも本番は私が帰ってからやることになった!

WatThannでは披露する機会があって、一回プチ音楽イベントができたから良かったし、Phearomにも引き継げたからこれからも音楽の授業してくれるらしい。
YLCの方では来月に披露する会があるから、ハンドベルを使ってくれることになった。

そのために、昨日は午後からYLCで3回目の音楽の授業をしてきた。昨日は遂に、カイと一緒に音楽の授業をするっていうのが実現できて嬉しかった!!し、二人だとやっぱり最高。昨日は2曲を仕上げられて、すごい感動した。あんなに騒いでた子たちがこんなに成長するなんて😂😂😂笑
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本当にありがとう!
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今日は色んなお別れ会があって、WatThann、YLC、アイセッカー、ミスターレイとも最後に夜景を見に行けて、最後に会える時間を思いっきり楽しめた。
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duck eggも食べました。後からくる恐ろしさ。。
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いろんな美味しいものを紹介してもらった!

 

最後に、夜家に帰ってきてからレジデンスの人たちにハンドベルを引き継いで、これからも子どもたちに教えられるように授業的なことをした笑 先生たちに教えるってなんか変な感じ。ベルの種類とか楽譜の見方とかを簡単に説明して、一緒に演奏もしてみた。ここでもカイが手伝ってくれて、レジデンスのみなさんもめっちゃ積極的で、途中からほとんど何もしてなかったぐらい笑
これからも子どもたちが音楽を楽しんでくれますように✨
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けど、当初の企画を達成できなかったのは本当に自分の力不足。今まで企画書を見てくれたりアドバイスをくれたみんな、応援してくれてたみんなには本当に申し訳ない。私は6週間でこれをやり遂げることができなかった。。音楽の授業をやらせてもらうこと、それを分かってもらうことに時間をかけすぎた。最終的に音楽をみんなと全力で楽しめたり、色んな場面で音楽の授業してよ!って言ってくれたりしてすごい嬉しかったこともあったけど、いい感じには締めくくれなかったな。

 

けどこれだけは言いたい!笑
信じていれば、分かってもらえる時はきっと来る!!!
初めはもう本っ当に分かりあえなくて、なんで~~~😭って感じでコンサルしながら実は半泣きやったけど、何回も話したりやっていく内にいつの間にかすごい感謝してもらえるようになって、私もすごい嬉しかった。話していて共感できた時、やっと分かり合えたってなった時の感動が本当に好き。

信じていれば必ず分かりあえるっていうのは、今回一番学んだことかもしれない。子どもたちと接していてもそう感じたし、音楽の企画に関してもそう。日々の生活でもそうだけど、伝えることがめんどくさくなったら本当にそこで終わりだと思う。伝わらないからこそ、むしろ分かりあう努力をしたら、伝わったときの繋がりはすーごい強くなるし、感動も大きいと思う。これからも大切にしていきたいな。こういう経験をさせてもらえて良かった😄

 

今日の滞在ラストのこともまた書きます♪