言語の壁に挑む! Cambodia internship!!

カンボジアで教育ボランティアをする神戸大生が、「異文化理解」をテーマにした6週間の挑戦を記録していきます!

41日目 最後の授業

今日は遂にラストの授業。本間に早かった。後半は特にすごい楽しくて、毎日やりがいを感じながらできた気がする。だけど、最後の授業を振り返ってみるとやっぱり自分はまだまだやなぁって思う。

初めに立てた目標を踏まえて、授業はがんばって色々意識してきた。

1つは、大きいテーマでもあった「言語の壁に挑む」こと。
カンボジアに来る前、ある人とこのボランティアについて話したことがあった。
クメール語は出来ないけどがんばって英語教えてくるわ~」
すると
「そんなん無理やろ、日本語できへん外人に英語教えてもらってもさっぱり分からんかったよ?」
その時はそれでも強気だったけど、ボランティアの前半はなかなかうまくいかなくて、確かに言われた通りなのかもしれない、、と思ったこともあった。

だけど今は自信を持って言える。

言語は共有してなくても気持ちがあれば必ず通じ合える!!!!

これが言えてよかった。笑
それが初めて実感できた33日目は本当に嬉しかった。確かに言葉が通じたらすごい楽だとは思う。だけど喋り方やジェスチャー、イラスト、例示、教え方とかなんでもいいから工夫すれば絶対にうまく伝わる。初めは
「教科書を開く」
「ノートに書き写す」とかの単純な作業でさえ30分ぐらいかかって絶望的だったこともあった。けど毎日ちょっとずつ工夫して、こうしたら分かってもらえるのか!っていうのを掴んでいくと、もうコミュニケーションはいつの間にか簡単になっている。今ならどんな指示でもがんばればちゃんと伝えられるって思える。

何が言いたいかというと、外国語ができないからって海外に行くのを諦める、外国の方と話すのを諦める、っていうのはやっぱりすごくもったいない。

私も昔はそうだったと思う。中学の時にアメリカにちょっとだけ行った時に、思うようにホストファミリーと話せなくて悲しかった思い出があった。英語で失敗するのがこわくて思うようにコミュニケーションがとれなかった。その時はもっと英語をがんばりたい!ってことしか考え付かなかったけど、英語なんていくらがんばっても完璧になるときは来ない。結局話したい!っていう気持ちが一番大事。それを改めて感じられた。伝わらなくてそこで諦めたらもう繋がれない思うと、なんか寂しいと思う。

私はこれを自分でも実感したかったし子どもたちにも実感してほしかった。だけど実際は、それを子どもたちから一番それを教えてもらったのかもしれない。ここの子どもたちは英語はできなくても、常に何かを伝えようとしてくれる。すごい小さいことでも、ハサミがほしいとか鉛筆がほしいとか、自分がしたい!と思ったらそれを伝えるのを決して面倒くさがったりしない。

授業で発表するのも、分からなくても手を挙げて、何か言おうとする。逆にうるさすぎると思うこともあったけど、本当にすごい姿勢だと思う。この子たちがスラムから出ていける日にも、この姿勢があればやっていけるんじゃないかな。


すごい長くなってるけど、
2つ目は、知らないことにたくさん触れてもらうこと。
子どもたちが知らないもの、折り紙とか音楽とか遊びとか外国のこととかを出来るだけ授業に取り込んだ。昨日は一緒に先生としてがんばってきたPhearomに、これまで新しいことを取り入れたり子どもたちに色々興味を持ってもらえたことを感謝してもらえて、すごいやってきてよかったなぁと思えた。

初めはスラム内とスラムの外のコミュニティを繋ぐことを考えてたけど、私たちにできるのはそういうことじゃないかもって思った。子どもたちにスラムの外を見せる、知ってもらうっていうことは出来るけど、やっぱりそれを押し付けるのは違う気がしたから。だから何か、スラムの外が面白そうだ!みたいに思わせることがしたかった。実際できたかどうかは時が経たないと分からないけど、ちょっとでも何か残せてたら嬉しいな。


他にも授業を楽しんでもらうこと、一緒に学んでいく姿勢、注目を集めること、とか色んなことを学んだり工夫したりしたけど、長いから今回はやめとこう。笑


振り返ると、始まる前は、上に挙げた2つが一番大変なことだと思ってたけど、実際に一番悩まされたのは
子どもたちをうまくまとめる、
子どもたちに聞いてもらうっていうところだった。今日の授業がちょっと納得いかずに終わったのもこういうところ。やっぱり多くの人の興味をひいたり、指示を聞いてもらったり、影響を与えたりするのは本当に難しい。私はこういう力がまだ足りていない。私がちょっと好きなスピーチとかプレゼンは、あらかじめ準備ができる上に聴衆も聞く前提だからずるい。笑
実際に聞いてる人を動かせるのはそういう環境がそこにないと難しい。だからそれを自分で作るのに、6週間の内の半分以上を使ってしまった。それでも不完全だけど。

これは今後の課題ってことでちょっともどかしい思いもあるけど、最初にあげてた目標はやりきれたんじゃないかな!


でもやっぱり悔しいけど。笑

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明日も楽しもう!

 

昨日はレジデンスのみなさんがちょっと早いお別れ会を開いてくれた。もう終わりなんて信じられない。絶対にまた遊びに来たいな。次の春か夏に!!

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レジデンスのみんな大好き!

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リクエストがあった日本のカレーも、もゆちゃんと作りました♪

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メッセージと修了証もらった!f:id:kaho-ace:20171012202111j:plain

 まりはら かほです😆笑 

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 Kaho (No teeth)... カンボジアで「かほっ」は歯がないという意味らしいです。その生で生徒には一瞬で名前覚えてもらったけど..

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いろいろゲームしたり踊ったりしたのも楽しかった♪

 

残りもレジデンスのみんなと思い出作りたい!今からPhearomとまた買い物に行ってきます笑